「登山道と自然が共存できる、質の高い保全活動を持続的に行うために」へのご支援を、ありがとうございました

 

ご支援のお礼

 
この度は、一般社団法人北杜山守隊が立ち上げたプロジェクト「登山道と自然が共存できる、質の高い保全活動を持続的に行うために」をご支援いただき、誠にありがとうございました。
想定していたよりも遥かに速いスピードで、多くの方々にご支援をいただいたことに驚きと感動でいっぱいです。本プロジェクトを立ち上げた事により、私たちが考えている登山道の課題を、山を愛する多くのYAMAPユーザーの皆さまに届けることができ、大変嬉しく思っております。
温かい応援メッセージもたくさん頂きました。改めて、深く御礼申し上げます。

支援金の使い道について

頂いた支援金は、YAMAP FUNDING運営費を除き、全てを北杜山守隊の人財育成費用に活用させていただきます。
現在、登山者の踏圧や自然災害によって多くの山で登山道の荒廃が進行しています。美しい山岳資源を未来へ引き継ぐためには、「利用」のインパクトを上回る「保全」が必要です。
そして、登山道と自然が共存できる確かな保全活動を持続的に行うためには、インタープリター(エコツアーなどで、自然の大切さや素晴らしさを参加者に伝える役割を担う者)や作業時のリーダーを務める技術者に正当な対価を支払うだけでなく、登山道の保全活動に精通した講師を招いたり、他の先進地域で研修を行うなど、研鑽を重ねる機会を確保する必要があります。
このような、知識・技術の習得や維持、品質向上に関わる活動に、支援金を活用させていただきます。
北杜市内の山で行われた講師( 大雪山・山守隊 岡崎 哲三氏)を招いての研修
北杜市内の山で行われた講師( 大雪山・山守隊 岡崎 哲三氏)を招いての研修
チェーンブロックを用いた石組み施工の研修(北海道・大雪山)
チェーンブロックを用いた石組み施工の研修(北海道・大雪山)

今後の予定

本プロジェクトの支援金を活用した研修の実施は、2024年4月以降を予定しています。活動状況は、北杜山守隊の公式ホームページ、SNSでも発信していきますので、是非フォローをお願い致します。
公式ホームページ:https://hokuto-yamamoritai.org/
また、ご支援頂いた皆さまを対象に、登山道保全ワークショップを実施致します。日程等の詳細が決定次第、皆さまへご案内致します。
【登山道保全ワークショップ実施概要】
予定地:北杜市日向山登山道
予定時期:2024年4月〜6月(定員あり)
参加費:ワークショップ実施において必要な人財育成費を今回ご支援頂きましたので、通常価格よりも低価格でご案内させていただきます。
日帰り 12,000円(通常15,000円)
1泊2日 40,000円(通常50,000円)
ワークショップのプログラムは、いわゆる“保全作業”だけではなく、約半日の時間をかけてじっくり山を歩き自然を観察します。まさに環境保全ツーリズムです。山との新しい関わり方を、是非体験してください!
ワークショップで自然観察を行う様子。里山の歴史を学び、水や土砂の流れをじっく見たり、登山者の心理を考えます。
ワークショップで自然観察を行う様子。里山の歴史を学び、水や土砂の流れをじっく見たり、登山者の心理を考えます。
1泊2日コースの人気プログラム「屋内ワークショップ」の様子。登山道の課題や、海外と日本の国立公園の管理体制の違いについて学びを深めていきます。
1泊2日コースの人気プログラム「屋内ワークショップ」の様子。登山道の課題や、海外と日本の国立公園の管理体制の違いについて学びを深めていきます。