「阿蘇の杵島岳の登山道整備と草原再生」第1回イベントを開催しました

 
 
6月4日、プロジェクトの支援募集終了後、初となる登山道整備作業を行いました。
今回は、支援金でヤシ製土嚢を購入させていただき、今後の登山道修復の基盤となる土嚢づくりと運搬を行いました。
これまでも何度か、杵島岳の登山道周辺で現地の土石を使った修復を行ってきていたのですが、「もしかすると、土石をとることが浸食の助長につながっていないか?」という不安がありました。そこで、今回はいわゆるお鉢の中(=火口跡)に下り、周囲から崩落し堆積した土石で土嚢を作って、修復作業を行う箇所まで運搬するという、言うなれば「土石を元あった場所に戻す」という趣旨で行いました。登山道から外れての作業になるため、土地所有者から特別に許可を得た上で、お鉢の中に入っていきました。
合計120袋の土嚢袋の運搬は、プロジェクトメンバーだけで行うとなるとかなりの時間を要するのですが、この作業に、YAMAPユーザーさんを中心とした一般の登山者にもご協力いただき、約40名で作業できたおかげで、無事全て運搬し終えることができました。実は、YAMAP FUNDINGの公式アカウント中心に、一般の方にも協力を募ったところ、なんと2日間で定員に到達。当日参加動機をお聞きしたりする中で、参加者の皆さんの意識の高さを感じました。
作業の最後には、登山道の浸食を食い止めるイメージを持ちながら、モデル的に浸食箇所に土嚢を設置していきました。イメージ通り、浸食が食い止められ、植生が回復してくるか、これから継続して見ていきたいと思います。
総勢約40名での杵島岳登山道整備作業
総勢約40名での杵島岳登山道整備作業
特別な許可を得て行ったお鉢の中(=火口跡)での作業
特別な許可を得て行ったお鉢の中(=火口跡)での作業
今回の作業は修復作業の基盤となる土嚢作り
今回の作業は修復作業の基盤となる土嚢作り
「想像してたよりもきつかった、でも楽しかった」という声多数
「想像してたよりもきつかった、でも楽しかった」という声多数
無事、約120コの土嚢運搬を達成
無事、約120コの土嚢運搬を達成
修復前の浸食箇所の様子
修復前の浸食箇所の様子
土嚢施工後の様子
土嚢施工後の様子

これからの活動予定

4月に発信した「ご支援のお礼」では、草原再生のための灌木除去作業について6月頃を予定としていましたが、実施場所の調整に時間を要しており、7月以降に実施したいと考えております。9-10月頃に予定している次回の登山道整備作業と合わせて、随時公式アカウントでご案内していきたいと思いますので、今後もご支援をよろしくお願いいたします。
 
公式アカウント:阿蘇の山でみちなおし
※この機会に、公式アカウントのフォローをよろしくお願いいたします。