プロジェクトをご支援いただき、誠にありがとうございました

ご支援のお礼

 
霊峰伊吹山の会の髙橋です。
この度はYAMAPのDOMOポイントを通じて私どもの活動に大変多くのご支援をしていただきありがとうございました。私どもの想像を超える多くの皆さんが伊吹山が好きで、現状を憂い何とか再生してほしいという思いをお持ちであることを実感しました。それと同時に、私どもの活動に大きな期待を寄せて頂いていることに責任を感じ、これまで以上にしっかりと活動をしていこうとメンバーと話しているところです。
伊吹山は歴史的にも自然環境の面からも豊かで貴重な資源を有し、コロナ禍の中、展望もよく比較的手軽に登れる山として登山を楽しむ若い人たちも増えてきていると感じます。このような様々な恵みを与えてくれている大切な伊吹山を次の世代に健全な形で引き継ぐことは私どもの使命であると思っています。
しかしながら、近年のニホンジカの食害や頻発する大雨による伊吹山の斜面や登山道の損壊は、草原が発達して樹林帯が少ないという伊吹山の斜面の特性にも起因して、他の山には決して見られないような深刻な状況となっています。もちろん、自然の圧倒的な力を前にして私どもの会でできることは限られていますが、伊吹山を守る自然再生協議会などの関係団体や行政、さらには応援頂く方々とも連携して、今回のご支援を効果的に活用し、伊吹山の登山道の保全整備の活動を進めて参ります。
最後に改めまして皆様方からの多くのご支援に感謝し、心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

今後のDOMOの使い道

 
 
今回のご支援は次のような伊吹山登山道の保全整備に活用します。
①ニホンジカの食害や大雨によって登山道が洗掘や土砂の流出で損傷しています。その修復と併せて今後の被害を最小限に抑えるため、板や伊吹山の石を活用した登山道保全措置を行います。
②伊吹山に降った大量の雨が裸地化した斜面から一気に登山道に流れ込むのを防ぐため、板や丸太などを活用した雨水流入防止対策措置を行います。
③登山者が間違ったルートに入って落石を引き起こしたり、必要以上に登山道が広がって植生に深刻なダメージを与えないようにするため、規制ロープを設置します。
④伊吹山登山道の保全整備方法に関して、今後専門家のご意見や他の山岳での先進事例等を参考にしたより効果的・効率的な方法を検討、導入します。
伊吹山を守るために私どもの会だけでなく、この山を愛する多くの皆さんと一緒になって汗を流す取組もできればと考えています。その節にはご案内いたしますので、ご協力頂ければ幸いです。