DOMOご支援のお礼と今後の使い道について

ご支援のお礼

今回は『どんぐりで山を再生 in 和歌山県』事業に多大なご支援を頂きありがとうございます。
和歌山県田辺市で『木を伐らない林業』を営んでおります、株式会社中川の創業者兼従業員中川雅也と申します。
林業と言えば木を伐って活用することに着目されがちではありますが、後生のために『今あるあたりまえ』を残したいと思い起業して早5年、このような形で全国から支援を頂くことで支援者の方々へ自然を残し続けるという形でお返しをできるよう、従業員一同しっかりと育林致します。
また、今回の植樹場所が世界遺産でもある熊野古道に近い伐採跡地になります。ぜひ、和歌山にお越しの際は植樹現場に立ち寄って頂き、自然に戻っていく山を感じてもらえればありがたいです。
皆様の思いと共に今後も森林の循環の一助となっていきます。引き続きよろしくお願い致します。

今後のDOMOの使い道

皆様から支援頂いたDOMOポイントを活用し、和歌山県田辺市中辺路町近露に地元で拾ったドングリから2年間育成したウバメガシの苗を植樹致します。また、ウバメガシの単木林を作るのですが、肥料木としてヤマモモも少量植樹致します。
和歌山県は鹿や猪の食害がひどいので、植栽地の周りには獣害防護柵を設置致します。
現在使われている防護柵の多くは石油製品が多いのですが、今回植樹するエリアについては生分解性ネットを使用し、ネットを止めるプラスチック杭も竹杭に変更し、山に負荷をかけない山づくりにチャレンジします。
また、長期的な話になりますが、20~30年後、成長したウバメガシ山は紀州備長炭として経済効果も生みます。この際には『択伐』という伐採を行い、切り株から萌芽更新することで伐採後も植樹なしで山が再生する循環型のやまづくりを目指します。また、日本は人口減少する一方ですが、獣の数は増えています。そこで、将来山にドングリが出来る山をたくさん作ることで、獣と人が共存できるやまづくりを目指していきます。