DOMOポイントを活用した、「第9回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭」が開催されました

植樹祭のご報告

 
2021年10月24日に、「第9回南相馬市鎮魂復興市民植樹祭」が開催されました。
植樹祭は、東日本大震災で犠牲になられた方々への祈りから始まり、会場に設けられた献花台では参加者の様々な思いが捧げられました。
秋晴れの下、気温も高くボランティアは汗だくになりながら、2時間近い植樹活動を行いました。
南相馬市沿岸部に造設した高さ4mある約800㎡のマウンド(小山)に、タブノキやシイ、カシなど21種類の高木、亜高木、低木を2,500本植えました。(※DOMOポイント支援分は2,000本) 南相馬市長をはじめ約250名のボランティアが参加し、どんぐりなどから育てた30㎝ほどの苗を、スコップで穴を掘って植樹しました。
小さな苗を植える方式は、お子さんから年配の方まで誰でも植えられます。その後、稲わらを一面に敷き詰め、わら縄で固定していきます。わらを敷くことにより、降雨後の蒸散を防ぎ土の湿度を保つ、雑草の種が入らない、微生物の発生を促進し土の栄養分が増えるなどさまざまな効果があります。この森は15〜20年ほどで立派な森へと成長し、大津波から命を守るための防災林として役立ちます。
 
献花台に祈りを捧げる参加者
献花台に祈りを捧げる参加者
 
タブノキやシイ、カシなど21種類の樹木が植樹されている様子
タブノキやシイ、カシなど21種類の樹木が植樹されている様子

「いのちを守る森」のこれからについて

今回DOMOプロジェクトで2,000本の苗木をいただき、南相馬の地に「いのちを守る森」を作りました。20年もすれば大きな木々が生い茂り、防潮堤としても一定の効果をあげることができます。
この森が評価がされるのは100年後、いやもっと先のことかもしれません。しかし忘れられた頃にやって来る災害から、必ずや未来の人々、また大切な家屋などを守ることでしょう。
また、植樹地のすぐ東、北泉海浜総合公園はサーフィンの聖地とも呼ばれる海岸で、震災の大きな被害から2019年にようやく整備を終え、復興の象徴的な場所のひとつとなっています。
このマウンドには今後4万本以上の苗木を植えて完成させていくことになります。
来年は全国から参加者を募集する予定ですので、ぜひご参加いただければと存じます。そして皆さんの支援によりつくられた森の成長を見に来て下さい。