DOMOポイントの活用と、植樹ツアー開催のご報告

ご支援いただいたDOMOポイントの活用について

ドングリから2年間育成したウバメガシの苗。ピンクのリボンを目印とし、植樹を行う。
ドングリから2年間育成したウバメガシの苗。ピンクのリボンを目印とし、植樹を行う。
 
皆様から支援頂いたDOMOポイントを活用し、和歌山県田辺市中辺路町近露の伐採跡地(3.06㏊)に地元で拾ったドングリから2年間育成したウバメガシの苗を8,150本、肥料木としてのヤマモモ100本、山の尾根筋に落葉寿としてクヌギ800本、コナラ300本を植樹致しました。
和歌山県は鹿や猪の食害がひどいので、植栽地の周りには獣害防護柵を設置致します。現在使われている防護柵の多くは石油製品が多いのですが、今回植樹するエリア(ネット延長2,650m)については部分的(600m)に生分解性ネットを使用し、ネットを止めるプラスチック杭も竹杭に変更し、山に負荷をかけない山づくりが可能か検証実験も行っております。
 
鹿や猪の侵入を防ぐ、生分解性の防護柵。
鹿や猪の侵入を防ぐ、生分解性の防護柵。

植樹ツアー開催のご報告

植樹ツアーに参加したヤマップユーザーの方々と、株式会社中川、ヤマップのスタッフ一同。
植樹ツアーに参加したヤマップユーザーの方々と、株式会社中川、ヤマップのスタッフ一同。
 
令和4年3月27日にヤマップユーザー15名に参加頂き、この現場で植栽後の干害で弱っている苗やウサギの食害にあった苗の横に補植を頂く植樹活動でウバメガシを150本植栽頂きました。昔ながらの鍬やコンテナ苗用に作られた植栽用道具などを使い植栽を行いました。参加者には木を製材するときに出てくる端材で作ったヒノキの杭に名前などを書いて頂き、再び訪れた際の目印も立てて頂きました。また、植樹の際に現地にて弊社で活用している運搬用大型ドローンの視察及び弊社樹木医大谷による森林勉強会も開催致しました。植栽後現地で昼食を済ませ、弊社事務所にてドングリから育てている苗畑見学、生育が悪く山への植樹には向かないウバメガシの苗(規格外なので処分していた苗、しかし成長が遅いので観葉植物としては相性がいい)を自社山で採取した苔を使った苔玉作りと株式会社中川の取組を知ってもらう発表会を行いました。
 
運搬用の大型ドローンが飛行している様子を見学。
運搬用の大型ドローンが飛行している様子を見学。
植樹方法をレクチャーする、株式会社中川の中川さん。
植樹方法をレクチャーする、株式会社中川の中川さん。
 
ウバメガシの苗を使い、苔玉を制作。
ウバメガシの苗を使い、苔玉を制作。

今後の活動について

 
今回植樹したエリアでは、引き続き生分解性ネットの耐久実験及び現在使われているネットとの比較対照実験を継続していきます。また、今年の夏から草刈りを約5年間(1回/年)行い、生育を見守っていきます。
また、将来的には今回設置した石油由来防護柵の撤去等ご協力頂きたい事業もございますので、引き続きよろしくお願い致します。