皆様のご支援のおかげで目標の10,000口を達成しました

ご支援のお礼

今回は『ドングリで山を再生in和歌山県』事業に多大なご支援を頂きありがとうございます。
和歌山県田辺市で『木を伐らない林業』を営んでおります株式会社中川の創業者兼従業員中川雅也と申します。本事業においては多くのYAMAPユーザー様に協力頂けることで、普段は石油由来の獣害防護柵を使用しておりますが、部分的に生分解性(将来土に還る)の防護柵を試験的に使用する造林分野においても新たなチャレンジをすることができました。この事業での繋がりを山づくりとして具現化していきますので、機会があれば是非、和歌山県田辺市にお越し下さい。和歌山にお越しの際は植樹現場に立ち寄って頂き、自然に戻っていく山を感じてもらえればありがたいです。皆様の思いと共に今後も森林の循環の一助となっていきます。たくさんのご支援ありがとうございました。

今後のDOMOの使い道

皆様から支援頂いたDOMOポイントを活用し、和歌山県田辺市中辺路町近露に地元で拾ったドングリから2年間育成したウバメガシの苗を植樹致します。また、ウバメガシの単木林を作るのですが、肥料木としてヤマモモも少量植樹致します。和歌山県は鹿や猪の食害がひどいので、植栽地の周りには獣害防護柵を設置致します。現在使われている防護柵の多くは石油製品が多いのですが、今回植樹するエリアについては部分的に生分解性ネットを使用し、ネットを止めるプラスチック杭も竹杭に変更し、山に負荷をかけない山づくりが可能か検証実験も行います。また、植栽後の草刈りや見回り等継続的な育林についても支援を使い広葉樹林を作っていきます。 30年後、収穫可能となった山林は地元団体に帰属します。ウバメガシの収穫による利益が里山文化を持続可能にするための一助となり、和歌山県に江戸時代から継承されているウバメガシ林の択伐施業及び製炭業による持続可能な収穫型循環林業を伝承していきたいです。